Kaizen Presentation Contest 第21回カイゼン大会
ご報告:第21回カイゼン大会が盛況のうちに終了しました!
2025年3月7日(金)、プロシードアリーナHIKONEにて「第21回カイゼン大会」が開催されました!
- 今回のテーマは「DX (デジタルトランスフォーメーション) ・BX (ビジネストランスフォーメーション)」。
- 企業規模を問わず、各社が取り組むDX・BX事例や改善活動のリアルな姿を共有し、参加者全員で学びを深める一日となりました。
- ご参加くださった皆様、そして素晴らしいご発表をいただきました企業の皆様、本当にありがとうございました!

熱気あふれる事例発表!
- 今年のカイゼン大会では、4社の企業にご登壇いただき、それぞれのユニークな「カイゼン」をご紹介いただきました。どの発表も、日々の業務における課題解決への情熱と、未来を見据えた挑戦が感じられる内容で、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。
- 発表テーマ:『DX化による高効率なBOP生産を実現するための物流改革と改善事例の紹介』
- 発表者:生産統轄部 物流戦略部 生産物流課 岸田 正明 様
- 半導体製造装置という精密な分野で、サプライチェーンの強靭化に挑むSCREENセミコンダクターソリューションズ様。変動の激しい現代において、いかに安定した供給体制を築くか、その具体的な取り組みと成果は、多くの参加者にとって示唆に富むものでした。特に、BOP生産への移行に関する質疑応答では、「コンサルタントの指導は受けず、社内で大きな変革を進めた」というお話に、自社の力で道を切り拓く強い意志が感じられました。
- 発表テーマ:『現場改善を支えるデジタル化への挑戦 ~ラズベリーパイと人協働ロボットで実現する見える化と省人化改善~』
- 発表者:技術部 中村 優輝 様
- デジタル技術を駆使した現場改善に初めて挑んだ森田電器工業所様。人協働ロボットによる省人化と、ラズベリーパイを活用した生産状況の「見える化」の取り組みをご紹介いただきました。人手不足という共通の課題に対し、具体的なソリューションを提示されたことで、多くの参加者が「うちでもできるかも!」と期待を抱いたのではないでしょうか。質疑応答では、ラズベリーパイの安定性や保守性について、実運用での課題と対策(Wi-Fi環境の強化、安定した代替製品の調査など)を率直にお話しいただき、その誠実な姿勢が印象的でした。
- 発表テーマ:『METAMORPHOSE』~コロナ時代のBMXの取り組みとDXへの挑戦
- 発表者:代表取締役 松尾 直樹 様
- 1950年創業の老舗バルブメーカー、松尾バルブ工業様からは、コロナ禍という困難な時代を「会社を変えるチャンス」と捉え、果敢にDXへ挑戦された事例をご発表いただきました。社長就任からの変革の軌跡は、まさに「METAMORPHOSE(変身)」。社員ファーストの推進、協力会社との関係強化、新商品・新サービスへの挑戦など、経営者の覚悟と行動が組織に大きな変化をもたらすことを教えてくださいました。
- 発表テーマ:『全員参加の5S・改善活動と製造指示書のDX紹介』
- 発表者:生産開発本部 青木 彩音 様、 村里 理穂 様
- 全員参加型の5S・改善活動と、製造指示書のペーパーレス化によるDX推進についてご発表いただいた兵神装備株式会社様。日々の地道な改善活動が、いかに業務効率化と品質向上に繋がるかを具体的に示してくださいました。質疑応答では、5S活動が後戻りしないための「リーダーによるマインド・文化の変革」や、「製造指示書システムの社内開発」の背景など、実践的な情報が共有され、参加者の皆さんも大きく頷いていました。
1. 株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ
2. 株式会社森田電器工業所
3. 松尾バルブ工業株式会社
4. 兵神装備株式会社
質疑応答ページはこちら
各発表に対する質疑応答の詳細は、以下のページからご覧いただけます。
参加者の声から見えた大会の価値
ご参加いただいた皆様からは、多くの嬉しい感想が寄せられました。
- 異業種の取り組みを知ることができ、自社の課題解決のヒントを得られました!
- 具体的なDX事例は、漠然としたイメージしかなかった私にとって、大きな気づきになりました。
- 質疑応答で、発表企業の方々のリアルな苦労と、それを乗り越える知恵を知ることができて、大変参考になりました。
- 今回の学びを、自社のカイゼン活動に活かしていきます!
カイゼン大会が目指すもの
今回のカイゼン大会は、単に成功事例を共有するだけでなく、企業が持続的に成長し、競争力を強化するための「新しい視点」や「アイデア」を得る場となることを目指しています。異業種交流を通じて、自社だけでは気づけない改善のヒントや、イノベーション創出のきっかけが生まれることを願っています。また、若手社員の皆様には、対外発表を通じて経験を積み、次世代リーダーとして成長する機会を提供することも、本大会の重要な目的の一つです。